2021年10月11日ー10月29日3週間にわたって、モデルベース形式検証ツール『DynaSpec』個別無料体験会を開催しました。
今回の個別体験会も盛況のうちに終了を迎えることができ、ご参加頂いた皆様には厚く御礼申し上げます。
さて、ご都合がつかず、本個別体験会に参加できなかったお客様も多くいらっしゃるかと思います。ここでは個別体験会の開催レポートとして、各セッションでお客様からお聞きした質疑・感想について、紹介致します。
以下、各個別体験会で実施した内容につき、紹介致します。
-----お客様の状況ヒアリング-----
各お客様につき、
・現状の業務
・業務における課題感
等について、お客様からご共有頂きました。
[こんな課題感を持っていらっしゃるお客様がいらっしゃいました]
・上流設計の検証は主に人間系のレビューのみ行っていて、不具合の抽出は下流のテスト工程でのみ行っているが、実際に設計起因による不具合も多く、手戻りが多く発生している。
⇒しかし、納期に追われているため、新しいことを始めようとしても中々できていない。
・仕様書を整理したく、SysMLを導入したばかり。とにかくMBSEを社内に浸透させていきたい。
-----『DynaSpec』 製品紹介-----
モデルベース形式検証ツール『DynaSpec』につき、以下を紹介致しました。
■モデル検査とは?他の手法との違いは?
■『DynaSpec』の機能概要
■事例紹介
[DynaSpec機能概要につきこんなフィードバックを頂きました]
・「各設計者がモデリングをしながら検証を行うことで、設計のおかしな点を気づくことができれば、設計の効率が大幅にアップする」という点に、非常に共感した。
・モデル検査とシミュレーションの違いがよく分かっていなかったが、ようやく理解できた。
・制御系に親和性の高い技術だと理解した。
-----『DynaSpec』 詳細機能紹介・操作体験-----
お客様自身で、モデル構築から検証まで一貫して説明・場合によってご体験頂きました。
■サンプルモデルの問題設定について
■SysMLによるモデル化手順
■シミュレーションの実行
■モデル検査の実行
■結果の確認
[DynaSpecの詳細機能・操作感につきこんなフィードバックを頂きました]
・サンプルモデルの問題設定以外でも、どのようなASSERT設定でどのような不具合が検出できるのかを、ツール試用版でいろいろ試してみたい。
・ステートマシンの状態遷移をアニメーションでトレースできるのは有難い。使えると思う。
・もっと色々なサンプルモデルで、どのようにツールが使えるかを見てみたい。
-----その他・質疑応答-----
■Q&A
個別体験会におけるQ&Aを共有いたします。
Q1:英語版のEnterprise Architectにも対応していますか。
A1: 『DynaSpec』は日本語版Enterprise Architect、日本語版Windowsのみに対応しております。Enterprise Architectのプロジェクトファイルは日本語版、英語版共通ですので、モデルには互換性がありますが、『DynaSpec』が表示するメニューやダイアログは日本語表示のみとなります。詳細については、スパークスシステムズジャパン様の以下のサイトよりご確認できます。https://www.sparxsystems.jp/faq/faq_5.htm
Q2:UML/SysMLや状態遷移モデリング等にまだ慣れていない設計担当が多いです。
A2:システムの本質的な振る舞いを抽象レベルで押さえる必要があるかと思いますが、DynaSpecでモデリングして動かすことで理解を深め、コミュニケーションを活性化させることにも繋がります。KKEはDynaSpecの導入から運用まで、モデリングから検証まで支援させて頂いております。
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